日本酒「わかむすめ」

 「わかむすめ」は、古くは「和可娘」と表記されていました。「若娘」ではなく「和歌」からとられています。平安時代の和歌こそ、日本人の美意識を感じさせるものはありません。四季折々の季節の変化を敏感に感じ取り、その美しい自然の豊かさを表現するとともに、人の心の機微をうたっているものがたくさんあります。そんな日本人の繊細な美意識を感じる酒でありたいと、十二単の色目の名からとった「月草」、「薄花桜」、「燕子花」がございます。

 日本酒は搾った後、ろ過、加水、ブレンド、火入れと様々な工程を経て出荷されますが、「わかむすめ」は、全て搾ったそのままをお届けしています。

 火入れ商品は搾った直後に瓶詰めしたものを、「瓶燗火入れ」という方法で火入れを1回ほど行っています。手間暇はかかりますが、火入れによる劣化を最小限に止め、搾り立てのフレッシュな香味を封じ込め、皆様のお手元へお届けできるようにしています。

 私たちの酒造りの臨場感を、お客様それぞれの感性で、感じていただきたいと願っています。米の味わい深さを日本酒で表現し、飲むと食事がより美味しく、そして食事をするとまた飲みたくなる、そんな美酒を目指して醸しています。